雑記

雑な記録。略して雑記。

引用

考える葦

人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。彼をおしつぶすために、宇宙全体が武装するには及ばない。蒸気や一滴の水でも彼を殺すのに十分である。だが、たとい宇宙が彼をおしつぶしても、人間は彼を殺す…

学問には王道しかない

「(前略)いいか、覚えておくといい。学問には王道しかない」 (中略) この王道が意味するところは、歩くのが易しい近道ではなく、勇者が歩くべき清く正しい本道のことだ。 (中略) どちらへ進むべきか迷ったときには、いつも「どちらが王道か」と僕は考…

笑顔

もやしもん(10)限定版 (KCデラックス イブニング)作者: 石川雅之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03メディア: コミック購入: 31人 クリック: 418回この商品を含むブログ (100件) を見る暇に任せて迷走に迷走を重ねているうちに残業の嵐に呑まれ今度は頽…

体力

夢の叶え方を知っていますか? (朝日新書)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2017/01/13メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る 人につき合わない。食事は自分のペース。毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きる。どん…

人間

己の中の人間の心がすっかり消えて了えば、恐らく、その方が、己はしあわせになれるだろう。だのに、己の中の人間は、その事を、此の上なく恐しく感じているのだ。ああ、全く、どんなに、恐しく、哀しく、切なく思っているだろう! 一人で引きこもっている時…

陶酔

その人が幸せなら 笑顔でいられるなら そう思うと 辛くても 自分の気持ちは 奥へ奥へと 追いやって しまえばと思う 自分の心を 大切にすることは 難しくて 相手にも 自分にも 心を隠して そうやっていつも 逃げ出してしまうのだ それが 最善の選択なのだと …

大人と子供

泣き言や文句だけ言って許されるのは子供だけだ。 どんな状況でも知恵を出しあってやりぬくのが大人の仕事だろ。 『重版出来』の1コマより。 『重版出来』は漫画出版を巡るあれこれを描いた漫画です。作家、出版社、書店、印刷所、校閲といった様々な視点か…

泣きっ面に蜂

本日は有給休暇を取り予防注射を受けに行きました。 しかし、待っていたのは「午前中しかやっていない」という現実。 事前に調べたものの何科が担当なのかさえ分からなかったので突撃したらこのザマです。 とはいえ、それだけならまだいい。受付の方に土曜日…

天命を待つ

ここのところ、しんどいニュースが多いです。 一般的なもので言えば、将棋界の不正問題やら某広告会社の過労死問題やら。 半分隠居しているような身なので、大半のニュースは縁遠く感じるものですが、上の2つのニュースは胸が痛みました。 個人的にも、どう…

人生

やたらと人生について語る少女が主人公の小説を読みまして、ふと一覧にしてみようかと思いました。 人生とは、素晴らしい映画みたいなものよ 人生はプリンみたいなものってことね 人生って虫歯と一緒よ 人生とは給食みたいなものだもの 人生とは冷蔵庫の中身…

日常

週刊少年ジャンプ 2016年9月26日号 41号作者: 集英社出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る 誰かの日常を守れる人間になりなさい 日常を失っている誰かが居たらアナタがその誰かの日常になってあげ…

沙漠の花

明るく静かに澄んで懐しい文体、少しは甘えてゐるやうでありながら、きびしく深いものを湛へてゐる文体、夢のやうに美しいが現実のやうにたしかな文体……私はこんな文体に憧れてゐる。だが結局、文体はそれをつくりだす心の反映でしかないのだらう。 私には四…

屋久杉君の話

昨日『神様のカルテ』を話題に出したところ、思い出したシーンがあったので、備忘がてら記しておく。 屋久杉君(以下、屋)「俺って何にもない奴なんすよ。二浪もしてせっかく大学入ったのに、やる気も夢も何にもなくって、ただ毎日が酔っ払って過ぎて行くだ…

あせってはいけません

先日はえらそうな(しかし実は盛大なブーメランである)ことを言ってしまったので、今日は本当にえらい先生の文章を引用しておこう。 まずは8月21日の久米正雄・芥川龍之介宛の夏目金之助の手紙から。 勉強をしますか。何か書きますか。君方は新時代の作家に…