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読書記録

読んだ本の内容を思い出せないことが増えてきたので、何でもいいから記録を残すことにしました。ネタバレもありますのでご注意ください。

道尾秀介『カラスの親指』

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)


1日1件の記事をものすことを目標に掲げたはいいが、読書ペースが遅いので実際に直近に読んだ本を取り上げるのが難しい。『カラスの親指』も1〜2週間前に読了した作品である。


わざわざ題名に英語が入ってくることから分かるように、この作品ではしばしば英語が出てくる。というのはメインキャラの一人であるテツさんが英語好きだからだ。一冊の英和辞書をボロボロになるまで使い込むとは、いくらその辞書が小さいとはいえ、凄い。


物語の構造としては小さな伏線を回収しながら最後に大どんでん返しが待っているというものだ。私のような鈍感な読者は最後までトリックに気付かず、見事詐欺に引っかかってしまうに違いない。なお今回は数年ぶりの再読だったのでうっすらとオチは覚えていたが、それでも充分に楽しめた。仮に結末を知っていたとしても、それはそれで別の読みが可能である。『イニシエーション・ラブ』のようなものだろうか。

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)


テツさんの豆知識を思い出していたら、段々と英語の勉強をしたくなってきた。学生の身分を捨ててから、全くと言っていいほど英語に触れていない。たまには簡単な洋書でも読んでみようかしら。