雑記

雑な記録。略して雑記。

松田奈緒子『重版出来!6』

重版出来! 6 (ビッグコミックス)

重版出来! 6 (ビッグコミックス)


一昨日仕入れた新刊のうちの一冊である。重版出来は未だに油断すると「じゅうはんでき」と脳内変換してしまうが、皆さんご存知の通り、これで「じゅうはんしゅったい」と読む。どこから「たい」が来たのか。ググったところ、「しゅつらい」の音の変化という回答が返ってきた。確かにしゅつらいは言いづらい。


今回は校閲の仕事が印象的だった。一つ一つ誤字脱字がないか丁寧に調べる。想像するだけでげっそりする上に、更に表現が適当かまで配慮しなければならない。忠臣蔵事件の日に雪が降っていたかどうかということまで調査しなければならないとすると、史実に言及する時は相当大変ではないか。科学分野の書籍だったらどうするのだろう。数式などの意味も一つ一つ追うのだろうか。


仕事への情熱が上手に描かれており、ちょっとだけ頑張ろうと思える。自己暗示のような気がしないでもないが、辛いといって布団に包まっていても何も生まれないので、動いていこう。