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読書記録

読んだ本の内容を思い出せないことが増えてきたので、何でもいいから記録を残すことにしました。ネタバレもありますのでご注意ください。

島田荘司『占星術殺人事件』

 

占星術殺人事件 (講談社文庫)

占星術殺人事件 (講談社文庫)

 

 

お試し受験に近いとはいえ多少は社労士の勉強をしているので、日記以外で文章を書いている余裕がない。なお時間はある。つまるところ甘えだと言えよう。

 

『斜め屋敷の犯罪』(以下「斜め」)に続き島田荘司作品である。こちらも随分昔に友人に頂いた。最初に読んだときは「文体が合わない」という理由で挫折したのだけれど、「斜め」の後に読んだらあら不思議、特に抵抗なく読めるではないか。

 

刊行順としては『占星術殺人事件』(以下「占星術」)(1981年)→「斜め」(1982年)だが、特にこだわりがないなら私と同じ順番で読んだほうがスルッと読めると思う。というのは、「占星術」は最初のほうがゴチャゴチャしているからである。これも甘えだと言われればそれまでだが、でもやっぱり凡夫にはつらい。なにがアゾートじゃボケと私なぞは思ってしまうのである。だから刊行順に読まないと気が済まない方々以外は「斜め」でなんとなく島田荘司の空気に馴れておくとよいのではなかろうか。

 

内容としてはこちらも「斜め」と同じく大胆なトリックである。うっかりネタバレしようものなら未読者に石を投げられることは間違いない。何も知らないうちに読むのが吉である。ただこんな辺鄙なブログの記事に辿り着くような方々がその放浪の旅の中でネタバレに合わない確率がいかほどかは定かではない。でもこのブログではネタバレしていないから既に事故に遭われていたとしてもお許しいただきたい。

 

このあたりからズルズルと島田荘司に傾倒して全集に手を出してしまった。本当は「占星術」の解説で『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』に言及されていて面白そうだと思ったところ、図書館にその作品が収録されている全集があったから何となく借りただけなのだけれど、他の作品も読み始めるとオモチロイ(といっても『出雲伝説7/8の殺人』は未読)。

 

(なお、全集はあとがきも興味深い)

 

 

最近ホームズに触れたり漱石大好き内科医が主人公の『神様のカルテ』を再読したり『アクロイド殺し』を図書館で借りて読んだりしていたので、ホームズ・漱石・『アクロイド殺し』と全て出てくる全集を手に取ったのは中々に良いタイミングだった。返却するまでに『出雲伝説7/8の殺人』にも目を通したいものだ。