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読書記録

読んだ本の内容を思い出せないことが増えてきたので、何でもいいから記録を残すことにしました。ネタバレもありますのでご注意ください。

北川恵海『ちょっと今から仕事やめてくる』、住野よる『また、同じ夢を見ていた』

ちょこちょこ読書はしているのだけれど、ずっと記録を放置してきたので、これからは何冊かずつ紹介することを考えている。 もしかしたら重複することもあるかもしれないがご寛恕願いたい。

 

さて、今回のテーマは「後悔」である。人は何かしら後悔を抱えて生きている。あのときああしていれば。たらればをいくら云々しても過去は微動だにしないのだけれど、それでも考えずにはいられない。

 

 こちらを「後悔」というテーマで取り上げると、軽いノリで仕事をやめたことを後悔する話なのかと語弊を生むかもしれないが、それは違う。あまり突っ込むとネタバレになってしまうが、つまるところ仕事で失敗して後悔するあまり「自分なんていないほうがいいのだ」と思うことほど馬鹿げたことはない。それで本当にいなくなって残された者の後悔はどれほどであろう。

pha氏の言葉を引用すれば、

死なないこと以上に大事なことなんて人生にはない。

 仕事なんて命に比べたらどうでもいい。人間は仕事のために生きてるわけじゃないし、仕事なんて人生を豊かにするための一つの手段にすぎないんだから。

ということになる。何があっても死んではいけない。いのちをだいじに。

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また、同じ夢を見ていた

また、同じ夢を見ていた

 

 両親と喧嘩別れした南さんというキャラクターが出てくる。南さんはずっと後悔していて、手首に幾筋も傷をつけ、そんななか主人公である小学生の女の子(南さん曰く「ガキ」)と出会う。そしてガキが自分と同じような状況に置かれていることを知り、南さんはガキに仲直りしろと説得する過程で叫ぶ。

「ずっと後悔することになるんだぞ!」

(中略)

「後悔、してる。ずっと、後悔、してるんだ。あの時、なんで謝れなかったのかって。もう、喧嘩も出来なくなった。怒ってもらうことも出来なくなった。夜ご飯も一緒に、食べられなく、なった」

(中略)

「私は、もう謝ることも出来ない。だから、頼む」

私は後悔しても自分を傷つけるだけで何も生まず、そのことでまた自分を傷つけて、相変わらずまだ後悔していて、ぐるぐるぐるぐる回るだけで後悔することに何も意味なんてないと思っていたのだけれど、そうして忘れないでいれば、いつかまた自分と同じ過ちに陥りそうな者に注意できるのかもしれない。そのためにこの身に後悔を刻んでいるのかもしれない。こじつけもいいところだけれど、そういう考え方もあるということで。

 

そうして取り戻せない後悔について考えていたら、orangeのことも思い出した。不用意な一言でお母さんを亡くしてしまった翔の物語は、思い出すたびに私を揺らがせる。なお、Amazonプライム会員であればAmazon Videoでアニメも観られる。

 

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