天命を待つ
ここのところ、しんどいニュースが多いです。
一般的なもので言えば、将棋界の不正問題やら某広告会社の過労死問題やら。
半分隠居しているような身なので、大半のニュースは縁遠く感じるものですが、上の2つのニュースは胸が痛みました。
個人的にも、どうしたものかと途方に暮れるニュースがちらほら。
そんなわけで、げんなりして図書館に行って、ぼんやりしながら読むでもなく本を眺めていたら、次のような詩が目に入りました。
いつかくる
きっとくる
たとえその日はとおくても
きっといい日がやってくる
岩手県立盛岡となん支援学校の詩碑に刻まれた生徒の作品だそうです。
この詩を読むと、なんとなく空を連想します。
ぼんやり空を見上げて、力を抜いて果報を待つといいますか、そんな感じ。
身も蓋もないことを言えば、自分一人にできることは限られています。自分のことについても、他人のことについてもそうです。なんでもかんでもはできません。
それに失敗もしてしまいます。力を出し切れないこともあります。
でも、それで絶望するのではなく、まあ、しゃーないなと。人事を尽くさない言い訳にしてはいけませんが、とはいえどうしようもないことはあります。
未だ光明は見えません。たぶん、一難去ってもまた一難という気もします。
しかしながら、この詩のように、あまり気を張りすぎず、適度に肩の力を抜いて生きていきたいなあと思いました。
- 作者: 佐々木茂良
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