雑記

雑な記録。略して雑記。

学問には王道しかない

「(前略)いいか、覚えておくといい。学問には王道しかない」
(中略)
この王道が意味するところは、歩くのが易しい近道ではなく、勇者が歩くべき清く正しい本道のことだ。
(中略)
どちらへ進むべきか迷ったときには、いつも「どちらが王道か」と僕は考えた。それはおおむね、歩くのが難しい方、抵抗が強い方、厳しく辛い道の方だった。困難な方を選んでおけば、絶対に後悔することはない、ということを喜嶋先生は教えてくれたのだ。


現状に不満を零したくなるとき、私はいつもこのシーンを思い出す。
不平を言うのは楽だ。全てを周りのせいにすることだから。
「組織が悪い」「制度が悪い」
確かにそうかもしれない。でも、この台詞は酒席での愚痴くらいが相応しい。


私は学問の道からは外れてしまったけれど、それでもこの王道という考え方は学問以外でも心に留めておくべきことだと思う。
私は王道を歩んでいるか。
迷ったらこの問いを思い出したい。