雑記

雑な記録。略して雑記。

書けるとき、書けないとき

気付けばもう9月である。


前回は「SHIROBAKO」12話までについて書いた。その後24話まで観たので、そのことについて書いておけばよかったのだが、結果は見ての通りである。


13〜24話が面白くなかったかといえばそんなことは決してない。むしろ面白かった。カーアクションに始まりカーアクションに終わった24話は最高だった。12話までは武蔵野アニメーションで閉じた世界だったが、13話からは原作者が出てくることで外部とのあれこれも描かれた。変な話、折衝というやつは「そんな殺生な」と言いたくなるくらい面倒臭い。


また仲良し五人組がそれぞれ夢を現実にしていく様は感動的である。特にしずかの物語とアニメの物語がシンクロする瞬間は涙無しには観られない。


それほど良かったにもかかわらず、記憶が新鮮なうちに文章を書けなかったのは残念である。なぜ書けなかったのか。


すぐには思い当たらなかったが、よくよく考えてみると8月末の例のあの試験が原因だったのだろう。もはや記憶から抹消していたので思い出すのに時間がかかった。自己採点したところ、合計の点数は足りているのに、基準点を満たしていない科目が2つほどあったなんてことは知らない。もちろん資格を持つ以上抜けがあっては困るという理屈は分かる。しかしこれでもう1年また暗記祭りかと思うと絶望しかない。とはいえ人生の大半は絶望なので仕方ないね。また1年頑張りましょう。


話が逸れた。つまるところ余裕がなかったので書けなかったということになる。切羽詰まっているほうが火事場の馬鹿力が発揮できるということはあるものの、それはあくまで締め切りが設定されているレポートとか論文とかの話である。このダイアリーには締め切りも投稿義務も何もない。何もなければ真っ先に切り捨てられるのは必定である。なお、試験前は将棋倶楽部24や掃除がはかどるという定説もあるが、ダイアリーはどちらかというと現実側に属するものなので、逃避には向かない。


締め切りも投稿義務も何もなければそもそも書けなくてもよいのではという指摘があるかもしれないが、私は忘却力には定評があるので、何も書かなければ過去がどんどん失われる。それはもう酷い喪失感なのである。過去なんて振り返ってもロクなことはないのだけれど、さりとて何もないと寂しいのだ。


また、私は自分の昔の文章を読むのが割と好きである。「本当に自分が書いたのか」と疑う文章もあれば、その当時のことがありありと思い出せる文章もあり、自分の文章だけに好き勝手読めて楽しい。


そういうわけで、これからも気が向いたら書く。