雑記

雑な記録。略して雑記。

『恋は光』7巻を読んで

読み終わった。しかし直後は茫然としていたため、食事とアニメ鑑賞で一旦気持ちをリセットし、今こうしてパソコンの前に座っている。


結果から申し上げると明らかに間違えようのない光の正体以外は的外れもいいところだった。特に交換日記については完全に読み違えていた。
しかしながら自らの読みが間違っていたことなどどうでもよくなるほど没頭して読んでしまった。そして終わってしまった。これで終わりなのだ。私を夢中にさせた物語はもう完結してしまった。そう思うと茫然とせずにはいられなかった。


とはいえ、終わりのない物語などない。出会いがあれば別れもある。「サヨナラダケガ人生ダ」という言葉もある。
でも、物語が終わっても消えるわけではない。別れても過去がなかったことになるわけではない。
受け止めて前に進まなければならない。宿木さんと北代のように。


『恋は光』は人間というものを本当に上手に描いていたと思う。各人各様の考え方があり、それぞれ真摯に生き、互いを尊重しながらも、出すべき結果はきちんと出していた。徒らに衝突するわけでもなく、自分を誤魔化すわけでもなく、踠き、苦しみ、納得のいく結末を導いた。その様は感動的だった。もう涙は枯れたと思っていたのに、目頭が熱くなるほどに。


全くまとまっていないけれど、これ以上とっちらかる前に筆を擱くこととしよう。
最後に感謝の言葉を述べておく。ありがとう。そしてさようなら。