雑記

雑な記録。略して雑記。

なぜ書店に行くのか

私は散歩がてら書店に行くことがままある。

そのせいか、たまに「書店が好きなんですね」と言われる。

雑談では「まあ」というくらいで流すことになるが、改めて考えてみると書店が好きなのかはよく分からない。


書店に行っても必ずしも気持ちが浮き立つわけではない。

買う本が決まっている時もあれば決まっていない時もある。事前に決めた本をただ買って帰るだけの時もあれば、その場で追加で買って帰る時もある。実際に手に取って「やっぱりいいか」となる時もある。何も決めていないのにどっさり買って帰る時もある。何も考えずに来て何も思いつかずにぶらぶらしてそのまま帰る時もある。どういう気分になるのかはその時々である。


それに、どういう書店が好きということもない。どちらかと言えば大型書店に行くことが多いが、確固たる理由はない。検索機があったり品揃えが豊富だったりして求める本がある時には便利だから頻繁に足を運ぶうちに習慣になってしまったのだろう。それでもふらっとそのへんの小さな書店に寄ることもある。


では、なぜ書店に足が向くのか。

第一に、書店は気楽に入れる。店員さんが話しかけてこないのが素晴らしい。お客さんが少ない書店も多い。ネットのおかげだろうか。

第二に、外に出る口実になる。引きこもりは精神的にも肉体的にも良くない。少し遠い大型書店まで足を伸ばすと達成感があって良い。

第三に、自分の調子が分かる。本を眺めていてどんな気分になるかで心身の調子が測れる。すぐに帰って休むべきという時もある。


結局よく分からない。理由はないが続けている。これを趣味というのだろうか。