高坂勝『減速して自由に生きる』、大原扁理『年収90万円で東京ハッピーライフ』
たまに無性に働きたくなくなります。
とにかく休みたい。だらだらしたい。税金を納めるとか社会に参加するとかどうでもいい。好きなだけ寝て好きなだけ食べて好きな人とだけ遊んで暮らしたい。
とはいえ、さすがに働かなければ生きていけません。特別なスキルを持っているわけでもなければ養ってくれるパートナーがいるわけでもありませんから。
それでも、何らかの形で発散しないと爆発しそう。
というわけで、以下の二冊を読んでみました。ついでにpha氏の著作やら『34歳無職さん』やらを再読してみたり。
バリバリのサラリーマンから週休三日のバーのマスターに転身した方の本。
といっても、何もかも放り出してだらだらするというよりは、マイペースで色々楽しむという雰囲気で、バーは週休三日でも著者の方は多方面で活躍されているようです。
なお、そのバー「たまにはTSUKIでも眺めましょ」は来年の3月で閉店とのこと。それまでに寄れたら寄ってみたい。
こちらは筋金入りの隠居マンといった趣です。
サラリーマンだった時期もないようで、己の道を貫いた結果タイトルのような生活に至ったそうな。といっても順風満帆というわけではなく、語り口こそ軽いものの、この作品で語られる過去は壮絶です。
持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない
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ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
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相変わらずpha氏の文章は読むと落ち着きます。
幻冬社plusで連載されていた「移動時間が好きだ」もなかなか良いです。サウナに行ってみようかという気持ちになります。
一言で要約すれば「34歳無職のお姉さんの日常」なのですが、それが何とも味わい深い。私も無職になったらこんな感じなのかななどと思います。