メメントモリ
前回の記事を2回投稿するというヘマをやらかしていた。「お粗末」というタイトルにしただけはある。
さて、今回のタイトルは「メメントモリ(memento mori)」。ラテン語で「死を忘れるな」。学生時代には知識としてあったものの意識にのぼってくることはほとんどなかった一方で、社会人になってからは事あるごとにこちらの警句が脳裏をよぎるようになった。
四月は君の嘘 コミック 全11巻完結セット コミック (講談社コミックス月刊マガジン)
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中でもこの2作を読んでますます死を意識するようになった。どちらも余命幾許もない病に侵された少女がヒロインであり、心を閉ざした少年が主人公だ。その二人が出会うことで物語が生まれる。
そうまとめてしまうとありきたりに思えてしまうけれど、読んだ時期が時期だったこともあり、私はどちらも読みながら涙を抑えきれなかった。死を前にしてなお一生懸命に生きるヒロインたちに、遺されて悲嘆に暮れてもなお歩みを進める主人公たちに、感動を覚えずにはいられなかった。
『四月は君の嘘』は漫画で、『君の膵臓を食べたい』は(物理的に)そんなに厚くない小説なので、心が鈍磨していると思ったときに是非読んでほしい。どちらもすいすい読めるはずである。ちなみにどちらも電子書籍版もある。