雑記

雑な記録。略して雑記。

とやま

せっかく旅行に行きましたので、簡単に旅路を振り返っておきます。


全体としましては、
富山・高岡→金沢→福井→(京都・)大阪→高松
の順番でそれぞれ1泊2日してきました。


まずは富山から。


1日目は昼に現地に到着して、
白えび亭

富岩運河環水公園(のスタバ)

富山市郷土博物館

富山市ガラス美術館・富山市立図書館

富山市役所展望塔

麺家いろはCiC

藤岡屋
と巡ってきました。なお移動は全て徒歩です。


以下それぞれの感想。


・白えび亭
私が食したのは白えび天丼白えびお刺身小皿付き1980円。朝から何も食べていなかったのでプラス100円で大盛りにしました。
時期が時期だったので店の前に長蛇の列ができていましたが、30分もせずに入れたと思います。回転率は悪くありません。流石にあれだけ分かりやすく待たれていると中のお客さんも気を遣うのでしょう。
もちろん店員さんのお仕事ぶりも素晴らしく、テキパキ捌きつつも白えびの刺身を出しているお客さんには一人一人「甘いので醤油は少なめがオススメです」と説明してくれていました。
ただ、2000円出して食べる価値があるかどうかは人それぞれだと感じました。海老好きの方になら「食べておいて損はない」と言えますが、万人に「これを食べずしては富山を語れない」と断言できるかと言われると、ちょっと怪しい。とはいえ私は空腹という最高のスパイスもありましたので美味しく頂けました。


・富岩運河環水公園(のスタバ)
天気が天気でしたので満喫できたとは言い難いです。雨の中でも緑と運河の調和した美しさは伝わってはきましたが、それだけに悪天候だったのが残念でなりません。(運命の)赤い糸でんわという私を殺したいのかと思わずにはいられないアイテムもあったようですが、雨の中そこまで行くのが億劫でスルーしてしまいました。断じて心の弱さ故に辿り着けなかったわけではありません。
世界一美しいと評判のスタバはその評判にホイホイ釣られた方々(私含む)が大挙して押し寄せてきており、いちおう入って飲み物は頼んだものの、居たたまれなくなってすぐに出てきてしまいました。


ちなみにここまでが富山駅北口のスポットです。以下は南口。なお私はホテルのチェックインの時間の都合上ここまでは持ってきた荷物を全て抱えて動いていました。駅のロッカーに預けるのも面倒だと思ってそうしたのですが、冷静に考えて雨風が吹き荒れる中5泊分の重荷を持って回るのは狂気の沙汰でした。


富山市郷土博物館
城址公園の中にある博物館です。お向かいに富山市佐藤記念美術館もあるのですが、既に16時近くなっていました(閉館は17時)ので博物館だけにしておきました。ちなみに城址公園だけでも緑豊かで良い眺めなのでけっこう楽しめます。
気になる内容はと言いますと、基本は富山城の歴史が展示の中心のようです。今回はたまたま都市計画についての特別展がありましたので、富山城だけでなく富山市がどのように戦前戦後と整備を進めていったかがパネルや映写で解説されていました。
ところで、私が都会に住んでいた時の勝手なイメージでは、今の生活拠点と富山にそれほど差を感じていなかったのですが、実際目で見てみるとだいぶ富山のほうが発展していました。そこでその理由を探りつつ見ていたのですが、どうも日本海に面していたので海外との交流が盛んだったことと急流がいくつかありそれを水力発電に使えたことが両者の違いだったようです。あくまで今日40〜50分展示を見て浮かんできた推論なので全く当てになりませんが、やはり内陸か海に面しているかではだいぶ事情が異なるんだなあと思いました(小学生並みの感想)。
展望台は網が張り巡らされていたのと空が荒れていたのとで正直あまり感動はなかったですが、最後に用意されていた展示から出題されるクイズが熱かったです。パソコンが備え付けられていてそれで解くのですが、1回やって7問中3問しか解けなかったので悔しくて再チャレンジしたところ、問題が変わったのには驚きました。


富山市ガラス美術館・富山市立図書館
美術館と図書館が同じ建物の中にあります。
しかしながら到着した時点で17時頃だったので、今からお金を払うのは筋が悪いだろうと無料で回れるところだけ回りました。当然ながら図書館はただで入れます。美術館も展示室に入場はできないものの、外に飾ってあったりあるいは外からも見えてしまったりする作品がありました。
それと建物自体が吹き抜けになっており、エスカレーターで各階が結ばれている様を下から一望できます。写真を撮っている方々(再び私含む)もちらほらいました。売店でもクリアファイルとして売られていましたが、めぼしいものもなさそうだし出ようかと歩き始めたタイミングで目に入ったためそのままスルーしてしまいました。
図書館に観光雑誌がまとめて置かれているコーナーがありましたので、いざとなればこちらで情報収集するという手もあるのだなと思いました。といっても私の場合は時間が時間だったので、さっさと次に行ってしまいました。


富山市役所展望塔
私の日頃の行いが悪いのかあるいは心の内を反映したのか分かりませんが、大粒の雨がこれでもかと言わんばかりに降りしきっていましたので、全く期待はしていませんでした。
しかし正面玄関から入ってエレベーターを昇ってみますと、全面ガラス張りで夜景を見下ろせて、なかなかどうして綺麗です。博物館の展望台とは大違(ry
ただカップル様がいちゃつかれていましたので、一部見られないところがあったのは残念でした。無視して踏み込もうかとも思いましたが、まあ本当に一部だけだったので、目くじらを立てるほどでもないかと景色に免じて許すこととしました。


・麺家いろはCiC
富山ブラック目当てで行きました。東京ラーメンショーで5度優勝したことを売りにしているラーメン屋です。
それだけ有名ならさぞ混んでいることだろうと思いきや、意外にも店内は閑散としていましたので、これ幸いとすぐに座って富山ブラックとライスを注文しました。富山ブラックには労働者のご飯のおかずとするために塩分を濃いめにしたという歴史があるそうですから、普段は無料の時以外あまり頼まないライスをチョイスしました。
果たして出てきたものをいただきますと、何というか普通でした。不味いことは全くないのですが、強烈にうまいかと言われると首を傾げざるをえません。塩分も……と思いましたが、これは恐らく昨今のラーメンにパンチがあるものが多いからでしょう。二郎系とか天下一品とか目を疑うような濃さですからね。
まあ、富山名物を味わうということで、行ったことを後悔することはありませんでした。


・藤岡屋
お茶やお茶を使ったお菓子を販売しているお店です。当初は特に行く予定はありませんでしたが、富山ブラックの後に甘いものが食べたくなり、検索した結果白羽の矢が立ちました。
しかしふらっと立ち寄ったにもかかわらず、店内に入ればお茶でもてなしてくださり、帰りには「雨の中ありがとうございます」とおっしゃってくださって印象はとても良かったです。しかもこちらで購入した抹茶プリンをホテルの部屋で食したところ、ほっぺたが落ちるような美味でした。
雨やなんやでやや凹んでいましたが、終わりよければ全て良しだったと言えましょう。


2日目は午後の早い時間まで高岡にいましたが、天気がさらに悪化して目も当てられませんでした。
予定としては、
高岡大仏

射水神社高岡市立博物館

瑞龍寺

高岡おとぎの森公園
と巡るはずが、雨でずぶ濡れになり南のほうにある瑞龍寺・高岡おとぎの森公園は参れませんでした。国宝たる瑞龍寺は後の楽しみにとっておこうとしたのが完全に災いしました。しかも北のほうも豪雨のせいでロクに楽しめず徒らに濡れ鼠になるばかりでしたが、反省の意も込めて記録は残しておきます。


・高岡大仏
近くお祭りがあるようで提灯がたくさん飾られていました。
さすがに大仏は圧巻で、その台座が建物になっていて中が資料館のようになっています。
良い雨宿りになりました。
しかし長居するには狭く、時間も押していたので、一周したら次に向かいました。
仏教に関連する絵が壁面にずらっと飾られており、中心の部屋には大きな仏の顔が鎮座していてインパクトはあるので、高岡に寄る機会があれば見ておいて損はないと思います。


射水神社高岡市立博物館
こちらは悲惨でした。
射水神社含む高岡古城公園の散策は濡れることを除けば悪くなかったものの、何と高岡市立博物館が休館でした。
月曜が祝日の場合翌日が休館になるのは盲点でした。
ついでに動物園も休みで、泣くほかありません。
しかもその後やけくそで巡った高岡市土蔵造りのまち資料館も高岡市鋳物資料館も休館で、ここまでくると笑えてきます。
しかし笑っていても雨で冷え切った体が温まるはずもなく、やむなく目をつけていたカフェで昼食を取ることにしました。


・Cafe mimpi
情報誌によると「野菜ソムリエの資格を持つオーナー夫妻が旬の野菜を生かし、身体にやさしいランチやスイーツを提供」するお店です。
しかし全身水浸しだったのでメニューを吟味する余裕もなく、これからも動くことを考えて最もカロリーの高いハンバーグランチを注文しました。
後に高岡昆布飯を目当てに来ていたことを思い出し頭を抱えるのですが、緊急事態だったので仕方ないということにしておきます。
それはともかく、ハンバーグランチも小鉢がたくさんついており滋味でした。
こうしたお店が近所にあったら嬉しいですね。


昼食をとって高岡駅に戻り、瑞龍寺に行くか否かしばし思案しましたが、疲労困憊である上にこの天気では景観もよくないでしょうということで金沢駅に向かうことにしました。私の富山観光記はひとまずこちらでおしまいです。金沢編に続く?


ちなみに、私が今回の旅行で参考にした情報誌は以下のものになります。1冊で富山金沢福井という今回の主要な目的地が網羅されているので、一も二もなく購入しましたが、1冊に3県(いや金沢は県ではないですがそれはさておき)詰め込んだら、1県あたりの情報量が少なくなる–あるいは少ないスペースに詰め込みすぎてよく読み取れなくなる–のは必然です。よって、こちらで雰囲気を掴みつつ、気になることがあればネットで詳細を探るという使い方がよろしいでしょう。

るるぶ北陸ベスト 金沢 富山 福井'16 (国内シリーズ)

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