雑記

雑な記録。略して雑記。

頭を動かす

たまに「頭が悪くなったなあ」と思うのですが、それはいったいどういう意味なのでしょう。


ぱっと思い浮かぶのは記憶です。
しかしながら短期記憶はそれほど衰えていないように感じますので、長期記憶が劣化したということで「頭が悪くなった」と思っているのでしょう(他人事のように)。
ところが、確かに以前は長期記憶に蓄えられていた−主に受験で詰め込んだ−知識は使わないうちに段々と薄れているものの、長期記憶する能力が衰えているかは定かではありません。悲しいことに目の前の業務を片付けることに没頭するばかりで使っていませんから。
一説によると長期記憶は加齢によってそれほど衰えない(むしろ短期記憶が衰える)らしいので、そうだとすると、それほど悲観する必要はないでしょう。知らぬ間に短期記憶がお粗末になっていることを恐れるべきかもしれません。


次に考えられるのは計算の速さです。
しかし、「計算の速さってなんぞ」と考えると、記憶の出し入れや組み合わせの速さに帰着するように思います。
そして記憶の出し入れや組み合わせの速さは訓練次第でどうとでもなることが大半です。


そう考えていくと「頭が悪くなった」はただの何もしていないことに対する言い訳ということになります。
言い訳も時には大事ですので、一概に否定されるものではありませんが、どういう時に「頭が悪くなった」と思うのか自覚し、どういう意味か分析して、手を打つのであれば手を打たないと、ただの愚痴でしかありません。
私の場合、以前に比べて地道にコツコツと積み立てる努力を怠っていることに対する嘆きであることが多いように感じますので、大きな目標を立てて少しずつそれに近付くよう努力すれば「頭が悪くなった」という思いを払拭できそうです。
ま、それが簡単ではないのですが、言い訳はほどほどにしておかないと底なし沼にはまってしまいますから。