長文
決められた手順に則ればだいたい問題ない仕事に従事し、私生活でもあまり他人と話さないと、話すにせよ書くにせよ考えるにせよ長文を紡げなくなっていく(気がする)。恐ろしいことだ。
さらにドルリーレーン四部作を読み終えて以来、新しい小説に手を出していない。インプットがなければアウトプットもない。何ということだろう。
しかし嘆いていても始まらない。
何かいま語ることがあるとすれば、「焼きたて‼︎ジャぱん」が想像以上に私のツボにはまっているということである。10何話か忘れてしまったが、3DCGのエンディングが始まったところで全てを持っていかれた。いや、アフロ&サングラスの店長がミラーボールの下で陽気な音楽に合わせて軽快に踊るなんて反則でしょう。シリアスなシーンで幕引きになってもあのエンディングって正直どうなのと思わないでもないが、しかしその落差もまた良いと言えば良い。というか作品全体として真剣な場面でもついギャグを交えてしまようような、そんな雰囲気はある。悪役もギャグみたいなキャラだしな。どこまでいっても少年漫画だ(悪い意味ではない)。深刻な場面でも笑いを忘れないことは実生活でも大事である。そのことについてより詳しい考察を読みたいという人はツチヤ教授の『われ笑う、ゆえにわれあり』の「汝みずからを笑え」の章を参照されたい。
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あるいは『火星の人』のマーク・ワトニーを見るがよい。
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しかし一方で問題ときちんと向き合うことも大事だ。それを忘れてはならない。