雑記

雑な記録。略して雑記。

10連休

 10連休も漸く終わりを迎えようとしています。

 「漸く」と無意識に書いてしまうあたり、少し疲れているのかもしれません。後半になって3日連続で出かけたからでしょうか。

 とはいえ、全体として見れば家でのんびり過ごす時間が長かったです。特にこの連休中はアニメの世界に浸ってばかりでした。

剣の世界

剣の世界

 

 アニメとざっくり言ってしまいましたが、だいたい「ソードアート・オンライン」を観ていました。この作品は音楽も絵も話もとにかく美しい。現実世界を舞台にしているとその美しさが嘘臭く感じられるでしょうが、基本はゲームの世界が舞台なので、綺麗事もすんなり受け入れられる気がします。

 

 あとは「ワンパンマン」が更新されていることに気づいて少し観たくらいです。 

第13話 ヒーローの帰還

第13話 ヒーローの帰還

 

 この作品も主人公の強さがあまりにも非現実的で突っ込む気力が失せます。

 

 どちらの作品も気楽に観られるので10連休に息抜きにはぴったりです。「ワンパンマン」は現在進行形ですが、「ソードアート・オンライン」はアリシゼーション編を丸々観ていないので、あと25話楽しませてもらおうと思います。

早半年

 はてなダイアリーはてなブログが統合されると聞いてデータの処理だけしておきましたが、もう半年ほど記事を更新していなかったようです。

 しかし、何かあったかと言われると……いや冷静に半年もあったら色々とありましたね。住む場所が変わり、職場が変わり、仕事の内容は、まあ、思ったよりは変わりませんでしたが。

 とはいえ、自分自身にそれほど変化は感じません。でも変わっているのでしょう。日々連続的に変化しているので気付きませんが、半年前の自分と今の自分が面と向かってやりとりしたら同じ自分のはずなのにその相違に驚くはずです。というか冷静に考えて環境に対する評価はだいぶ変わりましたね。人は失って初めてその失ったものの価値に気付くのです。

 それはさておき、これからこのブログはどう使っていきましょうかね。本の記録は別でしようかと思っているので、ここでは勉強したことをちょこちょこアウトプットできたらなんて思ってはいますが、はたして。

\(・_・)/

またダメでした。なんの話かと申しますと、例年8月の終わりにあります例のあの試験の話であります。例によって点は足りていたのですが、偏りが前回より酷かったです。


とはいえ徐々に点数は上がっているので、そのうち受かるでしょうと気楽に構えておくこととします。いや実際受かっても何もないし、むしろ受からないほうが毎年勉強して良いまである(ない)。マジレスすると金が勿体ないですね。


ただまあ、今までの勉強法は試験に受かるためというところに重きを置いていたのですが、そろそろ限界が見えてきました。点数には直接結びつかなくとも、もう少しお勉強っぽいお勉強をしたほうがよさそうです。それをすると時間がかかるので、働いたり遊んだりしながらするのは無理だなーと思っていたのですが、ゴリゴリの試験対策をパスすれば多少は時間ができるはず。仕事や生活にも役立つでしょうから、ボチボチ入門書を読んだり気になることは調べたり考えたりしましょうかねえ。


あと今年度末から来年度初めにかけてまたバタバタしそうなので、整理したり準備したりしないといけません。まあダラダラやっていきましょう。

先崎学『うつ病九段』

 

 

私は将棋界のニュースにさえ疎いので、先崎先生が休場していたことを存じませんでしたが、読んで衝撃を受けました。

 

失礼ながら、この本の存在を知ったとき、「まさか、あの先崎学が」と思いました。私の中では軽妙洒脱な文章を書かれる明るい先生のイメージがあったからです。

 

しかし、本書を読んでうつ病が思いのほか身近なものに感じられました。まあ、私の周りにもいるにはいるのですが、それほど突っ込んだことを聞いたことはなかったので、改めて文章にされると理解が身体に染みてきたという感じでしょうか。

 

やはり私も大して強くないながらも将棋を指すので、7手詰めを解けなかったときのショックは想像するだに辛いです。私でさえ7手詰めは簡単なものなら数秒あれば解けます。それをプロの先生が解けないなんて、どん底という言葉では足りないくらい落ち込んだと思います。いや、もはや落ち込むという感情の動きすらなかったかもしれませんが。

 

同時に読んでいて私も感情が無になって脳が硬直することがあるので、「もしかして」なんて思わなくもありませんでした。眠れているので大丈夫かとは思いますが、無理しないようにしよう。

 

単純にエッセイとして面白く、しかも勉強になる一冊です。

 

 

先崎学の実況! 盤外戦 (講談社文庫)

先崎学の実況! 盤外戦 (講談社文庫)

 

 

借金玉『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』

 

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

 

 

コミュニケーションに労力を要することがしばしばあるので読んでみました。

 

 

書いてあることはものすごく突飛というわけではありませんが、やはり語彙が独特です。読み物として面白い。

 

 

個人的にはHack30「自己肯定に根拠はいらない」が響きました。

 

無根拠に自己肯定を手に入れる方法は何か。それは無根拠に他者の生を肯定することそのものだと思います。

 

本の中でも太字で強調されているので、私の天邪鬼スピリットが引用に抵抗を感じさせますが、しかしこういう甘い文章は大好物です。このマウンティング社会において重要なことだと思います。

 

ハイスコア人生天下一武道会に不参加表明です。 

 

やっていきましょう。

宮下奈都『羊と鋼の森』

 

 

羊と鋼の森 (文春文庫)

羊と鋼の森 (文春文庫)

 

 

再読。

 

焦ってはいけません。こつこつ、こつこつです。

 

運があるとかないとか、持って生まれたものだとか、考えてもしかたのないことを考えはじめたら、ほんとうに見なきゃいけないことを見失ってしまいそうだった。

 

嫉妬は、されるよりするほうがつらい。

 

僕には才能がない。そう言ってしまうのは、いっそ楽だった。でも、調律師に必要なのは、才能じゃない。少なくとも、今の段階で必要なのは、才能じゃない。そう思うことで自分を励ましてきた。才能という言葉で紛らわせてはいけない。あきらめる口実に使うわけにはいかない。

 

努力は、元を取ろうとするから小さく収まってしまう。自分の頭で考えられる範囲内で回収しようとするから、努力は努力のままなのだ。それを努力と思わずにできるから、想像を超えて可能性が広がっていくんだと思う。

 

才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。

 

読み直してみると心に響く言葉が思いのほかたくさんあった。登場人物全てがどこか浮世離れしていて、それがとてもいい。自分がいかに俗世に染まってしまっていたかを自覚させられた。

 

ピアノ繋がりでまた『四月は君の嘘』も読みたくなってきた。

 

 

 

海を眺めながら

あまりにもすることがなく、島の名を擁する公園に行ってきた。本当に島というわけではなく、陸と砂の道で結ばれている。


歩いて1時間くらいで辿りついただろうか。その公園の掲示を見つけてからが長かった。某隊の敷地沿いに延々と歩き、釣り人を眺めていたら水たまりに足を踏み入れてしまった。自動車に追い越され、自転車に追い越され、鳥に見下ろされながら黙々と歩いた。


着いても何かがあるわけではない。早くも子供が海水浴に興じていたり、テントを張っている人々がいたりしたが、私が持ってきたのは1冊の小説だけである。有島武郎小さき者へ・生まれ出ずる悩み』。


有島武郎の作品を読んだことが実はない。なぜか本棚に紛れ込んでいたので持ってきた。海に臨んで約100年前の小説を読むのもなかなか乙だと思った。


公園の中を進むと神社があった。後ろから入るような格好となり、鳥居をくぐると目の前に海が広がっていた。悪くない場所である。岩に腰掛け、読み始めた。


母を亡くした子たちに父が宛てた手紙のような小説である。母がいた頃を振り返り、愛を語り、子に力強くエールを送る。20頁もない掌編である。


しかし私は気づけば読み終わる前に立ち上がっていた。思いのほか岩というのは座り心地がよくない。


こうして私は公園を後にした。親子が砂浜でテニスボールを打ち合い、若い男女の群れが背を向けて右手を挙げ、ワンピースの真似事を写真に収めているのを横目に、とぼとぼと舗装された道路を歩いた。


帰りにたまたまプリン屋を見つけた。店の方はとても愛想よく私を迎えてくれた。きっと美味しいであろうピーナッツプリンを携え、私はまた歩き出した。


行け。勇んで。小さき者よ。