雑記

雑な記録。略して雑記。

羽海野チカ『3月のライオン』

永瀬先生が1巻につき100回読んでいるという『3月のライオン』。私は残念ながら1巻につき2回読めばいい方である。おかげで前の巻の内容さえ覚えていない有様で、11巻を読みながら父親がやってきて大変なことになっていたことや桐山くんがひなちゃんにプロポーズしたことなどの重大事を思い出していた。いやそれは忘れたらあかんやろと自分に突っ込みつつも、事実なので仕方ない。せっかくiPhoneアプリでブログを書けるようになったので、これからは記録を残すようにして忘却を防ごうと思う。

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思い出しやすいように目次を貼っておく。桐山くんの暴走と妻子捨男氏のクソっぷりが際立った一巻だった。読みながら真顔になったり笑顔になったり忙しい。特に棋竜vs桐山は笑い転げた。面白すぎやろ、棋竜。


灼熱の時代はこちらが第1巻なので、以前までの内容を忘れているという心配がない。素晴らしい。

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神宮寺会長についてのスピンオフということで、こちらは熱さが(暑さも)前面に押し出されている。昭和の時代を詳細に描いていて、それだけで価値があるように思う。しかしこれは本編にも共通することなのだが、絵や台詞に情報が詰め込まれすぎていてスルスル〜っと頭を抜けていくことがある。単に自分が怠惰であるだけという批判は甘んじて受けよう。


どちらの作品でも、生身の人間でありながらもどこか人間離れした棋士たちの狂気を感じさせられる。面白い。