雑記

雑な記録。略して雑記。

12月に読んだ本+α

心理学 第3版

心理学 第3版

記念すべき最初の一冊だったが、実はほとんど読んでいない。
内容は興味深いので、早く読み進めたいのだが、他の様々な本に翻弄されているうちに読むのを止めてしまった。
心の哲学の授業をいま受けているので、それと関連させつつ読めたら面白いかな、と妄想している。

詳説世界史研究

詳説世界史研究

ナビゲーター世界史B (2)

ナビゲーター世界史B (2)

新詳世界史図説

新詳世界史図説

世界の歴史〈2〉中華文明の誕生 (中公文庫)

世界の歴史〈2〉中華文明の誕生 (中公文庫)

友達との勉強会で高校世界史を復習しようとしていたが、あれやこれやで今は半分頓挫に追い込まれている。
その友達とは一緒にQを観に行こうと言っているので、そちらのほうだけでも誠実を見せたいものだ。

分析哲学講義 (ちくま新書)

分析哲学講義 (ちくま新書)

こいつは通読した。
この本によって少しだけ哲学用語に親しみを持てるようになったように思う。
しかし、巻末に近づくにつれて分からなさが増したため、読後感はあまりよくなかった。
ブックガイドは充実していてよかったけどね。

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

アオヤマくん、ウチダくん、ハマモトさん、スズキくん、など、人名がカタカナで書かれているのは何か意味があるのだろうか。
小学四年生は漢字を分かっていないということか。

歴史と事実―ポストモダンの歴史学批判をこえて (学術選書)

歴史と事実―ポストモダンの歴史学批判をこえて (学術選書)

例によって通読していないが、そのうち読み終るはずだ。
しかし、歴史叙述とはどういうものか、どうあるべきか、という問題が追究されているのか、ただ古代ギリシャの歴史家について研究しているのか、分からなくなってきた。
問題意識をはっきりさせてもう一度最初からささっと読みなおしたほうがよいかもしれない。

彼氏彼女の事情 1 (白泉社文庫 つ 1-2)

彼氏彼女の事情 1 (白泉社文庫 つ 1-2)

無論1巻だけではなく、10巻までちゃんと読んだ。
僕は漫画は80%以上の確率で通読する。
しかし一気通読するせいで、内容を整理できぬまま頭を素通りすることが多い。
そのせいで何度も読む羽目になる。
しかもこれは文庫版なので、1巻あたりの分量がふつうの単行本に比べて圧倒的である。
また読み直すことになりそうだな。

図書館の主 4 (芳文社)

図書館の主 4 (芳文社)

3月のライオン 8 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 8 (ヤングアニマルコミックス)

ちはやふる(19) (BE LOVE KC)

ちはやふる(19) (BE LOVE KC)

『図書館の主』はもっと普及してほしい一作である。僕は子供のときに全く本を読まなかったので、こういう児童文学の紹介は有難い。ほのぼのとした雰囲気も大好きである。
3月のライオン』はおっちゃんたちが活躍するのがいいよね。今回の柳原棋匠の話は泣ける。あまりにも格好良い。
ちはやふる』はかるたはさっぱり分からないが、なぜか面白い。なぜ面白いのか探求するのが今後の課題だな。

コメントしてくれた方のおかげでまだまだ続くということが分かって一安心(?)。
題名の動向が気になるところだ。

新装版 ムーミン谷の仲間たち (講談社文庫)

新装版 ムーミン谷の仲間たち (講談社文庫)

僕としては珍しく、小説であるにもかかわらずまだ読了していない。
もっとも、原因ははっきりしている。話が分からないからだよ!
やはり、ちゃんと調べてから買うべきであった。

原作のほうが進んでいないため、僕としてはこちらが本家だと感じられてしまう、ってさすがにそこまではいかないか。
しかし原作からどんどんストーリーが独立していくので、もはや別個の作品と呼んでもいいのでは。
特に『有希ちゃん』のほうは完全に別の作品だろう。いったいどうなってしまうのか。

電波教師 4 (少年サンデーコミックス)

電波教師 4 (少年サンデーコミックス)

近所の本屋でたまたま拾い上げた作品だったのだが、思いの外面白く、ほくほく顔である。
『このマンガがすごい!2013』にランクインしていないのが残念でならない。
僕が好きな漫画に限って世間受けしないのはなぜなのか、これも考察に値する問題である。

ヴィンランド・サガ(12) (アフタヌーンKC)

ヴィンランド・サガ(12) (アフタヌーンKC)

男子高校生の日常(7)(完) (ガンガンコミックスONLINE)

男子高校生の日常(7)(完) (ガンガンコミックスONLINE)

風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)

風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)

ヴィンランド・サガ』は作者のツイッターがあまりにも面白いものだから読み始めた作品だったが、よく作りこまれていて良い作品だと思う。しかしちゃんと読みこんでいないので、設定をしっかり把握していない恐れがある。できれば何度か読み返したいが、果たしてその時間があるのか。もしかしたら老後の楽しみになるかもしれない。
男子高校生の日常』は「今日は…風が騒がしいな…」から始まる一連のやりとりが周囲でブームになっていたので、気になって買ってみたら、ついついいつの間にか最終巻まで付き合ってしまっていた。あまりにも早い最終巻で何かあったのではないかと疑ってしまうが、終わったものは仕方ない。次回作に期待というやつだな。
風に舞いあがるビニールシート』は、娯楽小説で明快なオチに慣れていた僕には不可解な作品だった。しかし、はっきりとは分からないが、何かしらの魅力を感じる。それが何なのか、どうにかしてはっきりさせたい。

中二病でも恋がしたい! (2)

中二病でも恋がしたい! (2)

人間仮免中

人間仮免中

みなみけ(10) (ヤンマガKCスペシャル)

みなみけ(10) (ヤンマガKCスペシャル)

11人いる! (小学館文庫)

11人いる! (小学館文庫)

進撃の巨人(9) (講談社コミックス)

進撃の巨人(9) (講談社コミックス)

さくら荘のペットな彼女』『中二病でも恋がしたい!』は兄の影響で読み始めたが、平凡に面白く、そしてそれ以上ではなかった。いや、面白いんだが、なんかこう、突き抜けるものがないのだ。何が足りないのか、それはよく分からない。
人間仮免中』はあまりにも圧倒的で、うまく紹介することができない。ただただ圧倒的。ひと癖もふた癖もある作品なので、好き嫌いは分かれるだろう。はじめ僕も読むのを止めそうになったが、それでも最後まで読んでみたら意外にもすっきりとした読後感だった。御託はいいから読んでみろ、というにふさわしい作品である。
みなみけ』は、友人曰く「日常系漫画の最高峰」。タイプの違う三姉妹を中心とした可愛い女の子+αがだらだらと日常を送るのをニヤニヤしながら読む、ってこうやって描写してみると、萌え日常系漫画を読んでいる自分、最高に気持ちわr(以下略)。
11人いる!』は、先輩が「萩尾望都と言えば『11人いる!』だ」と仰っていたので、近所の本屋で見かけるや否や購入。期待を裏切らない面白さだった。『トーマの心臓』はぼんやりしていてよく分からなかった(そういう意味では『風に舞いあがるビニールシート』に似ている)が、『11人いる!』ははっきりしたオチがある(そういう意味では僕が日ごろ読んでいる娯楽小説に似ている)。何にせよ、どちらも描ける萩尾望都はすごい。
進撃の巨人』は設定が壮大であることは分かるが、話の全貌が分からないので、「手掛かりが全て提示されていないミステリー小説」のような印象を受ける。僕が熟読していないので、単に読みこみが足りないだけかもしれないが。しかし、「なんだかよく分からないけど凄い」という感じはビンビンに伝わってくるので、そういうところは嫌いじゃない。

反哲学入門 (新潮文庫)

反哲学入門 (新潮文庫)

さっき紹介したばかりでもうさして書くことはない。
さっきもちらっと書いたが、哲学について全く知らないわけではないが、ソクラテスは「無知の知」でデカルトは「我思うゆえに我あり」で…といったように知識が断片的にしかない人におすすめである。一本軸が通ること間違いなしだ。


以上、12月に読んだ本+α(11月末にちょっとだけ紹介していたので、それを+αとした)を振り返ってみた。
これからはできれば一月ごとに振り返っていきたい。一週間ごとでもいいが。二月ごとは長くなって大変そうだから、やめておこう。


ところで、こうして振り返ってみて気付いたが、一冊紹介し忘れている本があった。最後にそれを紹介して〆としよう。

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

「なんだかよく分からないけど凄い」という点では『進撃の巨人』と共通している。さっぱり分からないカタカナ用語が大量に出てくる。
しかし、そのカタカナ用語を右から左に流して、物語の部分はちゃんと読んで、ということをしていると、意外とメリハリをつけて読めるので、それは素晴らしい。
どうでもいいけど、主人公の名前が深井零だということで、読むたびに『3月のライオン』の桐山零が思い出される。この二人を比較してみると興味深いかもしれない。