雑記

雑な記録。略して雑記。

2017-01-01から1年間の記事一覧

川崎昌平『自殺しないための99の方法』、田中圭一『うつヌケ』

私は自殺だけはすまいと心に決めておりますが、弱すぎるほどに弱いためにたまにその決意が揺らぐことがあります。 大半は一過性のもので、時が過ぎるのに任せるうちに徐々に己を追い詰める気持ちが薄まっていくのですが、「時が過ぎるのに任せる」といっても…

考える葦

人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。彼をおしつぶすために、宇宙全体が武装するには及ばない。蒸気や一滴の水でも彼を殺すのに十分である。だが、たとい宇宙が彼をおしつぶしても、人間は彼を殺す…

残業

年度末。弊社の数少ない繁忙期である。 繁忙期の恐ろしいところは、ただ事務作業量が多いだけなら(少なくとも私は)耐え難くはないのだが、仕事が増えればミスも増え、ミスが増えればお叱りも増えるということである。自分が怒られるのも愉快ではないが、周…

宮部みゆき『火車』

火車 (新潮文庫) 作者: 宮部みゆき 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1998/01/30 メディア: 文庫 購入: 47人 クリック: 454回 この商品を含むブログ (456件) を見る 新潮文庫にして、およそ700頁弱。中々の長編である。 しかし二転三転する展開は読者を次の…

学問には王道しかない

「(前略)いいか、覚えておくといい。学問には王道しかない」 (中略) この王道が意味するところは、歩くのが易しい近道ではなく、勇者が歩くべき清く正しい本道のことだ。 (中略) どちらへ進むべきか迷ったときには、いつも「どちらが王道か」と僕は考…

石川雅之『もやしもん』、重松清『疾走』

もやしもん コミック 全13巻完結セット (イブニングKC) 作者: 石川雅之 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/03/20 メディア: コミック この商品を含むブログ (1件) を見る 続き物を読み返すのは北方水滸伝とS&Mシリーズだけで収まるだろうと思っていたら…

答え

ずっとインプットを繰り返していると、どこかに答えがあるのではないかとたまに思う。 読んで、観て、読んで、観て。これだけ情報があれば、どこかに、答えが。 しかし、そんなに都合の良いものはない。あっても、それは掴みとるもので、向こうからやってく…

「イミテーション・ゲーム」

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(字幕版) 発売日: 2015/10/02 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログ (1件) を見る 映画は暫く御免だと以前に申し上げたが、音と光が激しくなければ大丈夫であるはずだと信じ、「イミテーション・…

笑顔

もやしもん(10)限定版 (KCデラックス イブニング)作者: 石川雅之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03メディア: コミック購入: 31人 クリック: 418回この商品を含むブログ (100件) を見る暇に任せて迷走に迷走を重ねているうちに残業の嵐に呑まれ今度は頽…

佐藤優『人に強くなる極意』、森博嗣『夢の叶え方を知っていますか?』

どうにもこうにも調子が出ない。 そういうこともあります。 そんな時、生活リズムを整えるとか栄養バランスの良い食事を摂るとかそういった正攻法もあります。が、たまには奇をてらって新書、しかもハウツー本を読むという気分転換を図るのもありかなと。 と…

体力

夢の叶え方を知っていますか? (朝日新書)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2017/01/13メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る 人につき合わない。食事は自分のペース。毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きる。どん…

推薦図書

先輩、友人、後輩に近頃薦めてもらった書籍を備忘として貼っておきます。 その日のまえに (文春文庫)作者: 重松清出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/09/03メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 114回この商品を含むブログ (71件) を見る日曜日の夕刊 (新…

渡辺ペコ『にこたま』、西尾維新『結物語』

さよならだけが人生だ。そんなフレーズがあります。 私の知る限り不老不死の人間はいませんので、いずれ誰でも死という終着点に至り、この世の縁とはおさらばします。その意味でこのフレーズは正しい。仲が良かろうと悪かろうと、疎遠だろうと身近だろうと、…

うめざわしゅん『パンティストッキングのような空の下』、伊坂光太郎『砂漠』

パンティストッキングのような空の下 作者: うめざわしゅん 出版社/メーカー: まみあな出版 発売日: 2016/01/09 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 身も蓋もないような、考えさせられるような。そんな作品です。 特に「唯一者たち」の最後の方…

蛍光灯

はて、蛍光灯が妙にチカチカするような。 そう思うのに入居から然程の歳月を必要としなかった。 しかし、実際に対処するには大いなる年月を必要とした。具体的には9ヶ月ほどである。 これで忙しかったのであれば格好はつく。だが、まったく忙しくはなかった…

火のない暮らし

我が家にはコンロがありません。 そう申し上げると「自炊できないだろう」とおっしゃる方も多くいらっしゃいますが、意外と電気の力で何とかなるものです。 というとIHかと思われそうですが、我が家で使っているのはホットプレートです。象印 土鍋風なべ&す…

ふと外を見たら雪が降っていました。 私は雪にあまり良い思い出はありません。 子供の頃、雪だるまやかまくらを作ったり、雪合戦をして友人たちと天下を競ったりしたのは良い思い出といえば良い思い出ですが、しかしその美化された過去を台無しにする痛烈な…

北方謙三『水滸伝』、森博嗣『すべてがFになる』

埋没するのは容易く脱出するのは難しい。 それがシリーズ物である。まるで麻薬のようだ。 2017年は手を広げようと思っていたが、年末から2つのシリーズ物に迂闊にも手を出してしまったせいで、そちらの片が付くまで他に取りかかれそうにない。 水滸伝 一 曙…

2017年の目標

2017年になりました。 今年は転居を伴う異動はないと信じておりますので、昨年より自己陶冶に時間がかけられるはずです。そんなことを言ってフラグになってしまわなければよいのですが。 そんなわけで、2017年の目標その1は、 ・「社労士合格」 です。昨年は…