雑記

雑な記録。略して雑記。

ひねもすのたりのたりかな

だらだらが止まらない。

まずは、このだらだらの最中に読んだラノベの紹介をば。


親愛なる我が兄がなぜか『さくら荘のペットな彼女』の3巻だけ買ってきていたので、読んでみた。
兄のアニメ観賞をたまに覗き見ていたおかげで話が分からないということはなかった。
すごく面白いというわけではないが、ふつうに面白い。

中二病でも恋がしたい! (2)

中二病でも恋がしたい! (2)

親愛なる我が兄がなぜか(以下略)。
こちらはアニメと話が違うとかなんとか言われていたが、それでもそんなに分からないところはなかった。
しかし、やはり話に飛躍がないというか、ぶっちゃけて言えば平凡という感じがしないでもない。
1巻を読んでいないせいでそう思うのか、それとも1巻を読んでもこの印象は変わらないのか。
いずれにせよ、自分で買おうとは思わないので兄次第だな。


どちらも並のライトノベルだった。無論、つまらないわけではないが、脳がスパークするほど魅力に満ち溢れているというわけでもなく、読みやすいけどそのまま読み終ってしまう。もう少しパンチが欲しかった。


次に、漫画の紹介。


人間仮免中

人間仮免中

絵が凄いというわけではないのだが、圧倒的な凄味を持っている。
あまりにも凄すぎて、一度読むのを断念せざるを得なかった。
ラノベにこうした凄味を出すことはジャンル的に無理だろう。
しかし、また別種の凄味をラノベでも出してほしいな、と思う。

みなみけ(10) (ヤンマガKCスペシャル)

みなみけ(10) (ヤンマガKCスペシャル)

ついに『みなみけ』も二桁に突入か。そう思うと感慨深い。
しかし、相変わらず背景は白いし、話はいつも通りといった感じで、うーん、と思わないでもない。
まあ、日常系だからどうしようもないと言えばどうしようもない。
これはこれで癒されるから良しとしておくべきなのか。

11人いる! (小学館文庫)

11人いる! (小学館文庫)

萩尾望都の作品は『トーマの心臓』に続いて二作目。
トーマの心臓』と共通しているのは、どちらも「性」がテーマの一つとなっていること。
しかし、『トーマの心臓』より『11人いる!』のほうが笑いありドラマありで、僕には面白く感じられた。
あと、中島らもの解説が要約すると「フロルかわいいよフロル」と言えなくもないのが無性に笑えた。

進撃の巨人(9) (講談社コミックス)

進撃の巨人(9) (講談社コミックス)

作品の全貌が見えない。が、なんとなく凄そうなのは伝わってくる。
父親が好きなのでせっせと買ってはいるが、僕はこういう「なんとなく凄そう」系の作品をそこまで楽しく読めない傾向がある。
できれば父親からお金をもらいたいが、僕も読んでいることは読んでいるからなあ。


最後に小説。

風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)

風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)

既出だが、せっかく読み終ったのでもう一度紹介する。
前回も言ったように、読み終ってすぐに腑に落ちるということはない。
「器を探して」「犬の散歩」「守護神」「鐘の音」「ジェネレーションX」「風に舞いあがるビニールシート」の6編が収録されているが、全て「なんだかなあ」という感じで終わる。決して「なるほど」と終わることはない。
しかし、裏表紙のあらすじにあるように「自分だけの価値観を守り、お金よりも大切な何かのために懸命に生きる人々を描いた6編」であることは確かである。
こういうのを純文学っていうのだろうか。少なくとも娯楽小説とは違うような気がする。


以上、だらだらの記録。そろそろ動きだしたいところである。